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加古川刑務所のツアー開催 出所後の受け皿求め

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刑務所内の作業場を見学する参加者ら=加古川市(加古川刑務所提供、一部画像を加工しています)
刑務所内の作業場を見学する参加者ら=加古川市(加古川刑務所提供、一部画像を加工しています)

 刑務所出所者の就労を支援して再犯防止につなげようと、加古川刑務所(兵庫県加古川市)で2月、県内の業界団体などを対象にした「加古川刑務所スタディツアー」が国と県の共催で行われた。刑務所見学やセミナーを通じて出所者の就労に対する現状を理解してもらい、受け皿企業の拡大を図るのが狙い。国と県が連携した取り組みは珍しいという。(香西広豊)

 ツアーに参加したのは、県内の業界、経済団体の関係者ら約40人。参加者はまず刑務所内の複数の作業場を訪れ、受刑者が木工や紡織、洋裁などの作業をしている様子を見学。木工の作業場では、受刑者が所内で技術を身につけ、ソファやベッド、本棚などを製作していることを担当者から説明を受けた。また、洗濯場では受刑者十数人が、受刑者約900人分の衣類を洗う様子なども見学した。

 この後、刑務所内の会議室で法務省や厚生労働省、県や神戸保護観察所などの担当者が、受刑者の現状などを参加者に説明。刑務所に再入所した受刑者のうち再犯時に無職だった人が約7割で、出所者の再犯防止には就労確保が重要になっていると訴え、出所後の受け皿となる「協力雇用主」の拡大に理解を求めた。協力雇用主には、県の補助金などさまざまな支援制度があることも示された。

 セミナーに参加した経済団体の関係者は「今後の人材確保については団体内でも大きな問題となっている。外国人雇用も含めてさまざまな検討をしていきたい」と語っていた。

 ツアーの企画に関わった法務省大阪矯正管区の矯正就労支援情報センター室(通称・コレワーク西日本)の担当者は「予想以上の参加申し込みがあるなど好評だった。機会があれば今後の開催も検討していきたい」と話している。

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