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直訴し処刑の庄屋・平井兵左衛門を供養 香川・小豆島

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平井兵左衛門の追善供養が営まれた=香川県小豆島町
平井兵左衛門の追善供養が営まれた=香川県小豆島町

 江戸時代、重い年貢に苦しむ地元民のために幕府に直訴して、越訴(おっそ)の罪で処刑された庄屋、平井兵左衛門(ひょうざえもん)の追善供養が、香川県小豆島町の「平井兵左衛門氏政終焉の地」(町指定史跡)で営まれた。

 平井兵左衛門顕彰会と小豆島町商工会青年部が毎年、兵左衛門の命日に近い3月初旬に行っている。3日に営まれた追善供養には松本篤町長や関係者らが参列。近くの長勝寺住職らの読経の中、同町池田特産の菊を献花、義人をしのんだ。このあと、亀山八幡宮の「池田の桟敷」(国指定重要有形民俗文化財)で、遺徳をしのんで作られた「兵左衛門太鼓」(佐々木育夫会長)の演奏が、同町の子供ら8人によって奉納された。

 池田村(現在の小豆島町池田)の大庄屋だった兵左衛門は、重い年貢に苦しむ村人を見かね、正徳元(1711)年に直接幕府へ年貢の軽減を願い出た。しかし、島を治めていた高松藩の許しを得ずに幕府に願い事をすることは「越訴」の罪に当たり、罪人として捕らえられた。翌年2月に江戸から高松藩に送り返され、3月11日、36歳で江尻の浜で極刑に処された。

 島民は兵左衛門をしのび、処刑から100年後に百年祭として近くの亀山八幡宮の馬場に祠(ほこら)を建てて祭った。明治には二百年祭、平成23年には三百回忌法要が長勝寺で行われた。また、兵左衛門の話を農村歌舞伎で演じるなどして、後世に伝え続けている。

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