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大阪は「風評被害を受けている」井上章一さん著「大阪的」が話題に

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 売れ行きのトップは、やはり大阪府内だが、2位は意外にも東京都内。東京人も大阪論に興味を示しているようだ。

 ■金と物欲のイメージ

 井上さんは、大阪に“おもろいおばちゃん”が登場した背景には、予算の少ない在阪のテレビ局が1980~90年代、素人の主婦が登場する番組を安く量産した結果だと分析。関西を愛した文豪・谷崎潤一郎が昭和初期、「上方の女性は慎み深く品がある」と書いた随筆を挙げ、「当時、テレビでおなじみの今日的なおばちゃん像はなく、それは後年新しくこしらえられた」と指摘する。東京のメディアが誇張し、大阪側も話を盛って広がった作り物のイメージなのだという。

 また、金に目がなくドケチな大阪の印象もメディアの影響と考える。大阪・釜ケ崎を舞台に強欲な人々を描いた芝居「がめつい奴」(昭和34=1959=年)が当たり、ドラマ化され話題となった。そもそも「がめつい」は、大阪言葉ではなく、造語だ。その後も、商魂たくましい大阪を強調したドラマが在阪局で多く制作された。「大阪が金と物欲のイメージで汚された」とする作家・田辺聖子さんの嘆きも紹介している。

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