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中学教諭「校内暴力で不適切対応」 大阪・四條畷市など提訴

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記者会見する大阪府四條畷市の市立中の男性教諭=28日午後、大阪市の司法記者クラブ
記者会見する大阪府四條畷市の市立中の男性教諭=28日午後、大阪市の司法記者クラブ

 生徒から暴行を受けて重傷を負ったのに、学校側が救急搬送を要請せず、速やかに公務災害の申請もしなかったなどとして、大阪府四條畷市立中学校の40代の男性教諭が28日、同市と府に計約920万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。原告側の代理人弁護士によると、生徒からの暴力をめぐって教員が学校側を訴えるのは異例。

 訴状によると、教諭は平成25年12月、給食の時間に教室の扉を蹴った当時中学1年の男子生徒を指導した際、顔を殴られてもみ合いになり、鼻の骨の骨折や両手首にけがをした。

 この際、学校側は警察への通報や救急車の要請をせず、直後に教諭が公務災害を申請するよう求めても校長は「現場を見ていた先生がいない」などとし、翌年3月まで手続きをしなかった。教諭は暴行当日から休職し手術を受けたが、手に後遺症が出たという。

 原告側は、この生徒が以前から問題行動を起こしていたのに「校長や市教委は生徒や教員の安全を守るための生徒指導も不十分だった」とし、暴行後の対応も含めて学校側の安全配慮義務違反があったと主張している。

 大阪市内で記者会見した教諭は「職場環境を改善するため、誰かが声を上げないといけない」と話し、代理人の米倉正実弁護士は「文部科学省は、生徒の暴力に学校や教育委員会が組織的に対応するよう求めているが、浸透していない」と指摘した。

 四條畷市教委は「訴状が届いていないのでコメントは控えたい」としている。

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