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来春入社の就活「もう終わった」 新卒一括採用に転換期

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近畿大のキャンパス内で行われた合同企業説明会。関西電力や日本電産など47社が集まった=21日、大阪府東大阪市
近畿大のキャンパス内で行われた合同企業説明会。関西電力や日本電産など47社が集まった=21日、大阪府東大阪市

 2020年春に卒業する大学生らを対象とした会社説明会が3月1日に解禁される。就活市場は近年、人手不足などを背景に学生優位の「売り手市場」が続いており、企業がインターンシップ(就業体験)を名目に水面下で選考に着手するなどルールが形骸化。すでに就職活動を終えたという学生もいる。政府がルールの見直しを進める中、横並びの「新卒一括採用」が転換期を迎えている。

 「就活はほとんど終わりました」

 京都大経済学部3回生の男子学生(21)は2月中旬、第1志望の外資系コンサルティング会社から内定を得た。1月上旬に会社説明会に参加した後、1カ月ほどで選考が終了。「3月末までは一応、様子見を続けるつもり。でも、その後は英会話のスキルアップを図りたい」と早くも入社後を見据えている。

 就職情報会社のディスコ(東京)の調査では、20年卒の2月1日時点の就職内定率は前年同期より3・5ポイント増えて8・1%。経団連は説明会解禁を3月、面接解禁を6月と定め、加盟企業に順守を求めているが、すでに選考を始めた加盟企業も目立つ。人手不足で人材獲得競争が激しくなる中、ルールに縛られない非加盟の外資系企業などに対抗するためだ。

 最近は、他社に先駆けて人材を確保したい企業と、早く内定を得たい学生の思惑が絡む夏のインターンを「採用選考の前哨戦」(大手金融の中堅社員)とみる向きが強い。就職情報大手のリクルートキャリア(東京)が1307社から回答を得た調査では、20年卒の採用方法を複数回答で聞いた結果、「採用直結と明示したインターンからの採用」を計画する企業が前年比9・3ポイント増の16・1%に上った。

 近畿大経営学部3回生の男子学生(21)は、昨夏にシステム開発会社のインターンに参加し、その場で選考開始を告げられた。今年2月に内々定の連絡があり、「ルールは無意味」と感じている。関西学院大法学部2回生の女子学生(20)は「難関企業を目指すなら、2回生のうちからインターンに行かないと…」と焦りを募らせる。

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