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台風21号で倒れたご神木で「木うそ守り」 堺の萩原神社

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ご神木で作製した木うそ守り
ご神木で作製した木うそ守り

 昨年9月の台風21号の影響で境内の樹木に大きな被害を受けた堺市東区の萩原神社が、鎮守の森の再生活動の一環として、台風で倒れた木を使って木彫りの「うそ鳥」のお守り(木うそ守り)を作製した。うそ鳥は除災招福の鳥として古くから親しまれてきた鳥で、同神社は「ご神木を参拝者にお渡ししたい」としている。

 「あれだけうっそうとしていた森が一瞬のうちにすきまだらけになってしまった」。南條保彦宮司(75)は昨年9月4日、強風でなぎ倒されたご神木の無残な姿を目にしたときのことを振り返る。

 被災前、境内には約500本の樹木が生い茂り、その一部は堺市の保存樹林・樹木に指定。人の手が入っていない森は厳かな雰囲気を醸しだし、氏子や付近住民らの散歩コースや憩いの場となっていた。それが、台風によってサクラやイチョウ、シイ、ヒノキなど約30本が倒れ、クスやモチなど80本以上が破損した。

 ただ、周囲の樹木が防風林の役割を果たし、本殿などは無事だったという。「ご神木が台風から本殿を守ってくださった。このありがたいご神木を何とかしてみなさんにお分けできないか」と職員全員で集めた倒木や折れた枝は処分せずに保管。祭神である菅原道真にまつわるうそ鳥伝説にちなみ、木彫りの「木うそ守り」をつくることにした。

 伝説では、道真が神事を行っている最中に無数のハチが襲来し、うそ鳥の一群が現れハチを食べ尽くしたとされ、木うそ守りは凶事を「うそ」に替える除災招福のお守りとして、全国の天神社で参拝者に授与されている。南條宮司は「手にとってご神木のぬくもりを感じていただければ」と話している。

 限定150体。初穂料は極小500円、小700円、大千円。浄財は鎮守の森再生に充てられる。

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