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LGBTサポートの寺 大阪・守口に建立

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晋山式法要で、新住職としての奉告文を読み上げる柴谷宗叔さん(手前左)
晋山式法要で、新住職としての奉告文を読み上げる柴谷宗叔さん(手前左)

 性同一性障害の尼僧、柴谷宗叔(そうしゅく)さん(64)が、性的少数者(LGBT)のために建立を進めてきた「性善(しょうぜん)寺」が大阪府守口市の空き寺を譲り受けて完成、24日には住職に就任した柴谷さんの晋山(しんさん)式の法要が営まれた。柴谷さんは「またとない仏縁で、性的少数者のための寺を開創することができた」と喜びを語った。(高橋義春)

 子供の頃から、体が男性で心は女性という性同一性障害に悩んでいた柴谷さん。新聞記者時代に巡礼として始めた四国遍路が縁で仏教を学び、得度して僧侶に。性別適合手術を受けて戸籍上も女性となり、高野山真言宗から僧籍簿の変更も認められた。「多様な性は善」との信念のもと、性的少数者に対する理解を深める活動を展開するなかで「かつての自分と同じ立場の人たちのSOSに応える『駆け込み寺』のような場をつくりたい」と、寺の整備を思い立った。

 当初、大阪府寝屋川市の実家の離れでの建立を目指していたが、昨年8月、住職がおらず空き寺状態だった守口市の大徳山浄峰寺(じょうほうじ)を知人を通して譲り受け、性的少数者のための新寺としてスタートすることになった。約600万円の費用をかけて改修、浄峰寺の寺名は残し、性善寺は通称として使用するという。

 晋山式の法要には真言宗の僧侶や巡礼遍路の関係者ら約50人が参列。柴谷さんが住職就任の奉告文を読み上げ、僧侶らが読経した。柴谷さんは「性同一性障害の人たちのサポートをはじめ、同性カップルの仏前結婚式や永代供養などを執り行っていきたい」と話した。

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