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「安心」「悪影響」小中学校へのスマホ持ち込みに賛否両論

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 これまで文部科学省の通知によって原則禁止とされてきた小中学校への携帯電話やスマートフォンの持ち込み。しかし、そのルールが変わろうとしている。4月から持ち込みを認めることになった大阪府教育庁が、運用を定めたガイドラインの素案を提示。19日には文部科学省も追随する形で持ち込みを認める検討を始めた。背景にあるのは緊急時の連絡手段確保を求める親の声だ。しかし、安全面で反対する意見も多く、学校現場では新たな問題の発生を懸念する声が上がるなど、波紋が広がっている。

ルール化歓迎

 「ずっと子供の携帯についてルールを決めてほしいと思っていた」。ガイドラインを歓迎するのは、大阪市立小1年の長女を持つ同市天王寺区の女性会社員(33)。小学校への持ち込みは禁止されているが、防犯上の理由などから持ち込む子供は多数おり、教師らが黙認している状況だったからだ。

 素案では、携帯やスマホについて「学校にいる間はかばんの中に入れる」「学校の中では、教師が指示したとき以外は使ってはならない」などと定められている。女性会社員は「きちんとルールが決められるとトラブルになりづらい。ガイドラインがあれば安心して携帯を持たせられる」と話す。

 東京都練馬区の女性会社員(39)も「何かあればすぐ連絡が取れて安心」と今回の動きを評価した。やはり小学校への持ち込みは禁止されているが、共働きで帰宅が夜になるため、小学2年の長女には衛星利用測位システム(GPS)などを搭載した子供向け携帯電話を持たせている。「学童保育や塾にも通っており、犯罪に巻き込まれた場合を考えると怖い。持ち込み禁止を見直してもらえると助かる」という。

悪影響を懸念

 一方、懸念されているのが、持ち込みの増加に伴って起きる子供への悪影響だ。

 「持ち込みが認められると、『周りが持っているから』と買わなければならなさそうだ」と指摘するのは小学4年の娘を持つ大阪府大阪狭山市の女性会社員(51)。「親や先生の目が行き届かないところでもスマホゲームに熱中するだろう。登下校中の『歩きスマホ』による交通事故が増えてしまうのではないか」と不安そうに話す。

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