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「琵琶湖システム」世界農業遺産申請へ

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「琵琶湖システム」の世界農業遺産への申請決定を喜ぶ滋賀県の三日月大造知事(右端)ら=15日、大津市
「琵琶湖システム」の世界農業遺産への申請決定を喜ぶ滋賀県の三日月大造知事(右端)ら=15日、大津市

 農林水産省は15日、伝統的な漁業や農業、独自の食文化を育んできた琵琶湖地域について、国連食糧農業機関(FAO)が認定する「世界農業遺産」への申請を決めるとともに、国内版の「日本農業遺産」に認定した。大津市の県公館で同日開かれた報告会には三日月大造知事らが出席。県や農業、漁業関係者らとともに、世界農業遺産認定に向けて意気込みを新たにした。

 世界農業遺産は、社会や環境変化に適応しながら継承されてきた農林水産業と関連する文化などを持つ地域(システム)をFAOが認定する制度。申請地域は公募の中から専門家らによる審査や現地調査を経て選ばれ、今年は「森・里・湖に育まれる漁業と農業が織りなす琵琶湖システム」のほか、山梨県峡東地域のブドウ栽培、兵庫県兵庫美方地域の但馬牛飼育が、国内から申請されることになった。

 「琵琶湖システム」には千年以上の歴史を誇る琵琶湖のエリ漁をはじめ、湖周辺の水田で湖魚が産卵する水田の営み、ふなずしなどの食文化、それらを維持するための環境保全型農業や水源の森林保全などの取り組みが含まれている。

 年内にFAOへの申請手続きが行われ、その後1年以内に審査される見込み。

 世界農業遺産への申請決定を受け、大津市の県公館では15日、三日月知事ら県関係者や申請に関わった県内の農業、漁業関係者らが集まって決定を喜んだ。

 国内ではトキと共生する佐渡の里山(新潟県佐渡市)や静岡の茶草場農法(静岡県掛川周辺地域)など11地域が世界農業遺産に認定されている。認定を機に新たな地域ブランドづくりなどが各地域で積極的に行われており、付加価値の向上や観光客誘致への期待も大きく、三日月知事は「世界農業遺産登録に向け、さらにブラッシュアップしていきたい」と意気込んでいた。

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