PR

産経WEST 産経WEST

重機死傷事故に懲役10年求刑「危険認識、厳しい非難」

Messenger

 大阪市生野区で昨年2月、聴覚支援学校の児童ら5人が重機にはねられて死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)罪などに問われた元建設作業員、佐野拓哉被告(36)の論告求刑公判が13日、大阪地裁(渡部市郎裁判長)で開かれた。検察側は「てんかん発作が及ぼす危険性を知りながら運転し、重機を『走る凶器』とした。厳しい非難に値する」と懲役10年を求刑。弁護側は、事故原因は発作でなく運転操作のミスだとして同罪より法定刑の軽い同法の過失運転致死傷罪の適用を求め、結審した。

 検察側は論告で「佐野被告がうなり声をあげ、上半身を揺らしながら、止まらずに歩行者をはねた」とする目撃証言などから、てんかん発作で意識を失っていたと指摘。医師から運転を止められたり、てんかんの発作で意識を失ったことを隠して運転免許証の更新をしたりしたことを挙げ、「運転することの危険性を認識していた」と述べた。

 また、亡くなった大阪府立生野聴覚支援学校の小学部5年、井出安優香(あゆか)さん=当時(11)=の父、努さん(46)が意見陳述。「娘は0歳で難聴と分かり、家族で一生懸命やってきて娘の成長を喜んでいた最中の事件だった。被告からは一度の謝罪もない」と厳しい判決を求めた。

 佐野被告はこの日、検察側の論告時にうなり声を上げたりする場面もあった。最終意見陳述では「本当に申し訳ありませんでした」などと謝罪した。

 論告によると、佐野被告は昨年2月1日、ショベルカーを運転中にてんかんの発作で意識を失い、井出さんら5人をはねて死傷させたなどとしている。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ