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【虎番疾風録第2章】(26)「悲劇のヒーロー」の誕生

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 「繁から夜中の1時30分頃、2度目の電話がありました。『阪神に決まったよ』と。わたしは、そうかと言ってやりました。プロならトレードは当然のこと。巨人だけがプロじゃないんだ。阪神に望まれているのなら、行きなさい-とね」とホッとした口調で語った。

 急転、小林-江川のトレード成立-のニュースは、2月1日の日本中を怒りの渦に巻き込んだ。

 「阪神と江川の契約はそれで正しい。しかし、すぐトレードすることは明らかにルール違反だ。阪神は筋を通す-と言ってきたのに、最終の時点でこんな態度に出るとは残念だ。巨人のゴリ押しにやられたな」。阪神の姿勢に期待を懸けていた南海の川勝伝オーナーは、裏切られた思いで顔をしかめた。そして、銀座のセ・リーグ事務所では、鈴木会長が阪神・小津社長への怒りをぶちまけていた。

=敬称略

(田所龍一)

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