【鬼筆のスポ魂】甲子園のマウンドが硬くなる 日本の投手に適合するか
阪神投手陣という枠組みだけの話ではない。甲子園球場は高校野球の聖地だ。全国の高校球児が目指す憧れの場所の真ん中が変化することで、日本の投手の“作り方”も変化するのだろうか。従来の走り込み重視から筋トレによる上半身強化へかじは切られるのか…。
問題はそれが日本の投手に適合するのかどうかだ。どこまで鍛えても米国人のようなパワーは身につかないだろう。下半身の力とバネを利用して腕を振る日本の投手の“品質”の良さはメジャーでも高く評価されていたはずだ。今季の阪神投手陣の成績がどう変化するのか、注目に値する。(特別記者 植村徹也)