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「下仁田」だけじゃない…大阪にもあった名物ねぎ

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 平成25年には「難波葱」と記された明治43(1910)年の種苗会社の品種カタログを発見。「大阪難波の名産」などと説明されていたこともあり、なにわの伝統野菜の認証につながった。現在は大阪府松原市などを中心に約50人が約180アール(大阪府確認分)で栽培している。

 元タウン紙編集長で同会事務局長の難波りんごさん(64)は「炊いても焼いても、甘みがあるのでたっぷり食べられる。『すき焼き』や『ぬた和(あ)え』など、どんな料理でも使える万能さがいい」。普通のねぎなら捨ててしまう根を含む「一番下の部分」にかたくり粉を付けて油で揚げるのがおすすめという。大阪・松原市自慢の「河内鴨」と難波葱を炊いた鍋も味わってみたい。

「200年の伝統」今に

 ここ数年で注目度が高まるのは兵庫県朝来市産の「岩津ねぎ」だ。国内有数の鉱山として栄えた市内の「生野銀山」で働く労働者の栄養源として育てられたことが起源といい、約200年の歴史を持つ。

岩津ねぎの天ぷら=兵庫県朝来市提供
岩津ねぎの天ぷら=兵庫県朝来市提供

 だが、春に種をまいてから収穫まで約8カ月かかるなど栽培が難しいため取り扱う農家も次第に減少。平成2(1990)年の段階では、農家数軒が約2ヘクタールで栽培という状況にまで陥った。

 こうした状況から、合併前の旧朝来町が、町内の岩津地区だけで栽培されていた岩津ねぎを町全域で育てることに決定。平成13年には商標登録を取得し、さらに17年には周辺3町と合併して現在の朝来市となって以降は市内全域で栽培するなど地道な努力を重ねた。その甲斐あって今では約30ヘクタール、約250人が生産に取り組む。

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