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進むゲノム編集、揺れる科学界 生命操作の許容範囲は

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 同省当局は「自らの名誉と利益のためだ」と指弾、賀氏や実験に関与した関係者らは立件に向けて公安機関に送致するとしている。

がん治療に応用

 生命の設計図であるゲノムは、塩基などを含む有機物が連なったDNAに記録されている。4種類ある塩基は情報の「文字」に相当し、塩基の並び順が「単語」となって遺伝子を表す。

 この遺伝子を自在に改変する技術が、1990年代に開発されたゲノム編集だ。目的とするDNA配列を探し出す部分と、そこを切断するタンパク質の「ハサミ」を使用。ピンポイントで遺伝子を構成する文字を削除、別の文字を挿入するなど、自在に「設計図」の書き換えができる。

 人への応用では、患者の体細胞を用い、病気の原因となる遺伝子を正常なものに変える「遺伝子治療」として、がん免疫療法やエイズ、血友病などの治療が検討されており、海外では一部で臨床研究も実施されている。

技術の悪用懸念

 ただ受精卵では、すでに海外ではゲノム編集を使った受精卵の基礎研究は始まっているが、各国は臨床応用に関しては禁止、もしくは厳しい制限を設けている。受精卵は本格的な細胞分裂が始まる前段階であり、安全・倫理面での懸念が大きいためだ。

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