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特攻隊員の恋人への手紙…15日から大阪市で展示

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 先の大戦末期に、飛行機ごと敵艦に体当たり攻撃を行った陸軍特別攻撃隊(特攻)の隊員の資料などを展示する企画展「恋人への最後の手紙」が15日から、大阪市北区のギャラリーよみうりで始まる。特攻の出撃基地があった鹿児島県南九州市の知覧特攻平和会館が収蔵する隊員の手紙(複製)を出張展示する試みで、関係者は「戦後70年あまりがたち、世代交代が進む中で当時を知るきっかけになれば」と話している。20日まで。(池田祥子)

 同館は平成29年度から、より多くの人に特攻の歴史を知ってもらおうと、県外での出張展示を実施。今回は昭和20年4月に沖縄洋上で戦死した穴澤利夫大尉=当時(23)=や、大阪府出身で同年5月に戦死した池田元(もと)威(たけ)大尉=同(21)=ら計7人の手紙などを展示する。

 「あなたの幸せを希(ねが)ふ以外に何物もない」「智恵子 会ひ度(た)い 話し度い 無性に」

 穴澤大尉の手紙は、婚約者に宛てたもの。戦時下にもかかわらず、愛する恋人への率直な心情を吐露している。

 池田大尉は、出撃前に記したとみられる母への別れの手紙。「身は粉と散っても 私の心は必らず 母上様の許に参ってゐます」

 母を思う心があふれ、7人の文面からは戦況が悪化する中で命を賭して攻撃に赴く若者たちの心情がうかがえる。朝(あさ)隈(くま)克(よし)博(ひろ)館長(57)は「特攻隊とひとくくりにするのではなく、それぞれに人生や思いがあって出撃したということを知ってほしい」と話している。

 企画展は午前10時~午後6時(17日は午後5時、20日は同3時まで)。入場無料。問い合わせは知覧特攻平和会館(0993・83・2525)。

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