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パナソニック京都発 伝統と斬新さでデザインの新価値提案 技術主導を脱却

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 パナソニックがデザインを重視する背景には、2000年代以降、スマホ「iPhone」シリーズの世界的ヒットで急成長した米アップルや価格競争力が強みの中韓メーカーの台頭がある。

 戦後から高度経済成長期、技術力をもつパナソニックなど日本企業は技術を高めることで新製品を世に打ち出してきた。しかし、技術が成熟してくると技術優位は必ずしも魅力的な製品を生まなくなる。代表的なのが当初は日本企業が牽引(けんいん)役となった薄型テレビ競争。人件費が安い中韓勢が低価格のテレビを出すと、日本勢は存在感を失った。

 かつて家電企業の中枢には技術者いたが、これらの歴史を踏まえて現在、存在感を高めつつあるのがデザイナーだ。臼井所長は「精密さや使う人へのおもてなしなど、日本らしさが詰まった家電を世に出したい」と意気込む。

 今春には地元の伝統工芸とのコラボレーション第1弾として発売するのが、手作り茶筒の老舗と一緒に開発した茶筒形のスピーカー「響筒(きょうづつ)」だ。蓋を開けると音楽が流れ、閉めると鳴りやむ。昨年、創業100周年を迎えたパナソニックが「デザイン主導」を前面に押し出し、世界との競争に挑む。(中山玲子)

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