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パナソニック京都発 伝統と斬新さでデザインの新価値提案 技術主導を脱却

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 パナソニックが家電部門のデザイン拠点を昨年、京都に新設した。国内外の優秀な人材があこがれる世界的なブランド力、多くの伝統工芸が息づく地域の利点を生かすことで、大企業にありがちだった技術、機能主導の製品開発から脱却し、斬新なアイデアやスピード感を持ったデザイン重視へのシフトチェンジを図っている。

 「スマートフォンをこの服の内ポケットに入れれば、圏外になり、セキュリティーは守られます」

 京都の繁華街、四条烏丸にほど近いビルの9階にある「パナソニック デザイン キョウト」(京都市中京区)のオフィス。街中にあふれるWi-Fiに、スマホが勝手につながらないようにする特殊なジャケットのアイデアを若手デザイナーが説明していた。それを聞くメンバーはチノパンにシャツといったラフなスタイルで、外国人の姿も。その様子は米シリコンバレーのベンチャー企業のようだ。出席者は「技術者だけではできない議論。限界のない意見交換ができた」と満足げに話した。

 昨年4月、滋賀県草津市と大阪府門真市にあった家電のデザイン拠点を集約して新設し、約150人のデザイナーが常駐。同社の工場や研究拠点などさまざまな部署から人を招いて議論し合い、新サービスや新製品の発案をめざしている。

 臼井重雄デザインセンター所長は伝統工芸の街、京都を選んだ理由を「創業者の松下幸之助が『製品は工芸品のように精密でなければならない』とした商品開発の原点に立ち戻るため」と説明する。京都ブランドで人材を集める狙いもあり、最近は日本人ばかりだった採用応募者に外国人が目立つようになった。

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