PR

産経WEST 産経WEST

【通崎好みつれづれ】展覧会の“敏腕警備員”

Messenger
会場で出会った警備員の近藤潔さん(通崎さん撮影)
会場で出会った警備員の近藤潔さん(通崎さん撮影)

 JR大阪駅北側のグランフロント大阪にある「LIXILギャラリー」で開催中の展覧会「吉田謙吉と12坪の家-劇的空間の秘密-」(19日まで。水曜日と17日は休館)に出かけた。本展では、文筆、装丁、風俗研究など幅広く活躍した舞台美術家、吉田謙吉(1897~1982)が戦後新築住宅の制限規制の中で建てた12坪の工夫あふれるユニークな家を軸に、吉田の活動を紹介している。

 展示を観ていると、警備員さんに声をかけられた。写真撮影可、案内はがきを持って帰ってもよいなど、とても親切だ。思わず「スタッフの方ですか」と尋ねてしまった。

 近藤潔(きよし)さん(72)は、総合ビルメンテナンスの大成株式会社から派遣された警備員。酒の卸会社で社会人生活をスタートさせた。京大卒で建築畑を渡り歩いた大好きな父に世界の銘酒を飲ませたいという一心で決めた就職先だった。

 しかし紆余曲折あり50代半ばで今の仕事に就く。警備員の世界は上下関係が厳しく、当初は人間関係も難しかったという。しかし「警備員指導教育責任者」の資格をとるなど努力を重ね、仲間にも会社にも認められるようになる。給料は重役まで務めた当時の金額とは比べられないが、ここで「働く意味」を知った。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ