PR

産経WEST 産経WEST

【Happy! Kyoto life】今夏の祇園祭、先輩に誘われ参加することに…

Messenger
長刀鉾を先頭に行われた祇園祭の山鉾巡行。四条河原町周辺は多くの見物客らで賑わった=平成30(2018)年7月、京都市下京区
長刀鉾を先頭に行われた祇園祭の山鉾巡行。四条河原町周辺は多くの見物客らで賑わった=平成30(2018)年7月、京都市下京区

 「もし興味があるんやったら、祇園祭を一緒に作ってみる?」と、地域の消防分団でお世話になっている先輩が「もし興味があるんやったら、コンパに一緒に行ってみる?」的な温度で誘ってくれた。

 京都の町衆による情熱と心意気によって1100年以上も続く伝統の重さと、先輩の言葉の軽さにギャップを感じ、一瞬状況を上手く飲み込めなかったが、すぐに快諾した。

 日本三大祭の1つ、祇園祭は33基(2018年)の山鉾(引いたり担いだりする山車)からなり、それぞれに保存会がある。

 その1つが7月の本番に向けて、新年早々ミーティングを開くというので、僕は会場へ開始15分前に訪れた。すると…50~70歳くらいの参加者約40人が、すでに重々しい雰囲気で席についている。

 先輩に事情を聴くと…「うちは基本的に30分前行動やねん。言ってなかったっけ?ごめんごめん」と、まるで「うちは基本的に瓶ビールしか置いてへんねん。生ビール派?ごめんごめん」と祇園の某スナックのママさんみたいなテンションで、手刀を切ってきた。

 初日から「結果的に大遅刻したことになる無礼な僕」が席に着くや否や、理事長の挨拶(あいさつ)が始まる。祭りに関する報告会が終わり、食事会に移る頃には、会場の空気はずいぶん和やかになってきた。

 「僕はウイスキーが好きで、先日は一滴で5万円もするのを飲んだよ。飲むというより香りを嗅ぐだけ…すぐに蒸発するから」と豪快に笑う漬物屋のご主人や、「このカツラ似合う?うちではお客さんに出す前に品質を確かめるため、僕自身で試しに被るんだよ~」とプロ意識の高い理容師さんなど、さまざまな業界で働く方々がいたが共通しているのは、皆さん情熱的だということ。

 「ところでマツモトくんはどんな仕事してんの?」

 「ラジオのDJをしていますっ!」

 「え~そうなん。詳しく話を聞かせてよ」。

 優しく話しかけてくれる先輩方の寛容な姿を見て、僕は少しだけ受け入れてもらえたような気がした。僕の中では祇園祭はもう始まっている。   (α-STATION DJ、マツモトアキノリ)

     ◇

【プロフィル】マツモトアキノリ 京都市出身。血液型O型。いて座。趣味はサッカー観戦(イングランド)、読書(みうらじゅん)、一人パブ巡り。特技は長距離走。詳しいプロフィルは「α-STATION」サイト( http://fm-kyoto.jp/djprofile/dj-271/ )。

     ◇

 京都のFMラジオ局、α-STATION( http://fm-kyoto.jp/ )のDJのみなさんが隔週で京都のおすすめスポット、グルメ、音楽情報など、楽しい京都の話題や最新トレンドをお届けします。

▼α-STATION(FM京都 89.4 FM)サイト http://fm-kyoto.jp/)

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ