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【ニュースを疑え】外国人労働者「この世に理想郷はない」英月氏

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英月氏(永田直也撮影)
英月氏(永田直也撮影)

「お前は何者か」

 「日本に来る労働者は、お金や夢といった祖国ではかなえられない何かを求めているはずです。ここではないどこかに理想郷があると信じている。けれども、日本で幸せになれるかというと、たぶんなれません。同じように、日本人にとっても、外国人に来てもらいさえすれば幸せになって日本が理想郷になる、とはいかないはずです」

 ――なぜ、そう考えられるのですか

 「世間の都合に振り回されると、いつまでも現状に満足することがないからです。私は両親にお見合いを勧められるのが嫌で米国に行ったのですが、つらくて苦しかった過去も、そのおかげで現在があると思えれば、キラキラしてくる。反対に現在の自分に本当に満足することがなければ、過去にも未来にも不満を抱えてしまいます」

 「天台宗の宗祖、最澄は『国宝とは何物ぞ。宝とは道心なり。道心有るの人を名づけて国宝と為す』という言葉を残しました。道を修めようとする心を持つ人こそが、国にとってなくてはならない存在だと説いたのです。一人一人が置かれた立場で精いっぱい輝くことが、国を輝かせることにつながるのだと思います」

 ――外国人との共生によって、日本人のありように変化はあるでしょうか

 「米国は世界中から人が集まる移民の国ですので、私は住んでいた当時、常に『お前は何者か』という問いを突きつけられている感覚がありました。外国人労働者が増えてくると、日本人も日本で暮らしながら、そう感じるようになる日が来るのかもしれません」

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