PR

産経WEST 産経WEST

「鈴木」ルーツの屋敷が老朽化 復元に向けて寄付呼びかけ

Messenger

 転機が訪れたのは平成27年。屋敷を含む神社境内などが国史跡に追加指定されたことを受け、市教委が周辺一帯の保存活用計画を文化庁に提出した。屋敷を文化財として復元することが可能になり、総額約1億5千万円とされる事業費の約6割を国、県、市が負担することになった。

 それでも残り6千万円ほどは神社負担となる。そこで関係者が注目したのが企業版ふるさと納税だった。

  ×  ×  ×

 企業版ふるさと納税は、個人向けのふるさと納税とは異なり、自治体の取り組みに賛同する企業が寄付する仕組み。寄付額に応じて法人3税が一部控除されるなどの特典がある。

 市は今年1月から1口10万円以上で寄付の募集を始めた。さっそく、会長が鈴木姓の東京の会社から100万円の寄付の申し出があったという。

 集まった寄付金は神社の負担分に充てる計画。復元は、屋敷を描いた江戸時代の地誌「紀伊国名所図会」を参考にする。すでに解体工事は終了しており、平成32年度中に復元工事に着手し、33年度末の完成を目指す。市や神社は復元後、屋敷を一般公開し、熊野古道のPRへの活用などを検討している。

 平岡さんは「屋敷は歴史的に貴重。復元されれば全国の鈴木さんがさらに集まることになり、市の観光資源になる」と期待を寄せている。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ