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関電、原発3基の再稼働は来年7月以降にずれ込み

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使用済み核燃料を貯蔵する関西電力美浜原発3号機の燃料プール=2016年10月、福井県美浜町
使用済み核燃料を貯蔵する関西電力美浜原発3号機の燃料プール=2016年10月、福井県美浜町

 関西電力は4日、運転開始から40年を超えた高浜原発1、2号機(福井県高浜町、出力各82・6万キロワット)と美浜原発3号機(同県美浜町、出力82・6万キロワット)について、再稼働に向けた安全対策工事の完了時期を約6~9カ月延期すると発表した。これにより、今年10月以降に計画していた再稼働時期も、来年7月以降に順次ずれ込む見通し。作業の中身や工程を見直す必要が生じたためで、近く原子力規制委員会に工事期間の変更を届け出る。

 関電は高浜1、2号機の再稼働で月90億円、美浜3号機の再稼働で月45億円の収支改善効果があると試算している。再稼働の遅れにより、来期以降、計1080億円分のコスト悪化要因が発生する見通しだ。

 高浜1、2号機は、平成29年1月のクレーン倒壊による作業の一時中断などの影響で、工事完了時期を32年5月と33年1月にそれぞれ延期。美浜3号機は、使用済み燃料貯蔵プールの耐震工事で人工岩盤を設置する必要が生じたため、32年7月に延期した。工事完了から再稼働までは、いずれも2カ月程度を要する見込みという。

 関電の森中郁雄・原子力事業本部長代理は4日、福井県庁を訪れ、「工期は長くなるが、何より大事なのは安全。40年を超えて運転するプラントは初めてであり、安全最優先で工事を完遂したい」などと理解を求めた。

 高浜1、2号機と美浜3号機は28年6月と11月、それぞれ国から最大20年の運転延長を認められた。関電は、すでに再稼働した4基を含む原発7基に計約8900億円の安全対策費用を投じる予定だが、「工期延長による安全対策費用の増加は見込んでいない」としている。

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