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別工事も最低ラインで落札、癒着解明へ 西宮官製談合

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西宮官製談合で兵庫県警が下水建設課を捜査し押収資料を運び出す=30日、兵庫県西宮市の上下水道局庁舎(前川純一郎撮影)
西宮官製談合で兵庫県警が下水建設課を捜査し押収資料を運び出す=30日、兵庫県西宮市の上下水道局庁舎(前川純一郎撮影)

 兵庫県西宮市が平成29年に発注した下水管工事をめぐり、業者側に入札情報を漏らしたとして市職員が逮捕された官製談合事件で、市下水建設課副主査の広瀬大輔容疑者(35)が設計を担当した計3件の市発注工事を、同市の土木建設会社「大喜(だいき)建設」側が非公表の最低制限価格に近い金額で落札していたことが30日、分かった。

 広瀬容疑者と同社側は下水関連工事を通じ、4年以上にわたる関係があったとみられ、兵庫県警は癒着の実態を捜査する。

 広瀬容疑者は29年6月に同社の共同企業体(JV)が受注した西宮市の下水管新設工事で、最低制限価格の算出根拠となる設計金額などを同社側に漏洩。JVに落札させたとして29日、官製談合防止法違反などの疑いで県警に逮捕された。落札金額は最低制限価格を約4万円上回る約2億5千万円だった。

 関係者らによると、同社側は前年の28年にも市発注の下水道関連工事2件の入札に参加。最低制限価格が3億円規模の工事では約40万円、同価格が1億円規模の工事では約70万円上回る金額で応札し、それぞれ落札していた。

 広瀬容疑者は24年に下水建設課に配属。同社は26年10月、広瀬容疑者が設計を担当する下水関連の工事入札に初めて参加していた。

 県警はこの日午前から、捜査員40人態勢で、広瀬容疑者の勤務先の市上下水道局庁舎や市役所本庁舎の人事課を家宅捜索。今後、押収した資料を分析する。

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