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道後温泉本館どう変わる 7年の改修工事で客離れ心配

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 夏目漱石の小説「坊っちゃん」の舞台にもなった国の重要文化財・道後温泉本館(松山市道後湯之町)の保存修理工事が1月15日から始まった。本館は、漱石が松山の愛媛県尋常中学校へ赴任した前年の明治27年に改築された木造3階建てで、近年は訪日外国人客や女性客の人気を集め、年間約80万人が訪れる。工事は一部を営業しながら行うが、期間は7年に及び、顧客離れが心配されている。

明治以来の改修工事で生まれ変わる道後温泉本館。工事期間中は、手塚治虫さんのアニメ「火の鳥」とのコラボが企画されている
明治以来の改修工事で生まれ変わる道後温泉本館。工事期間中は、手塚治虫さんのアニメ「火の鳥」とのコラボが企画されている

「坊っちゃん」もびっくりの立派さ

 「坊っちゃん」で、漱石は「ほかの所は何を見ても東京の足元にも及ばないが温泉だけは立派なものだ」と書いた。赤手ぬぐいをぶら下げ、新築されたばかりの三層楼の「神の湯」(神の湯本館と呼ばれた当時の道後温泉本館)へ日課のように通い、浴衣に着替えて上等の部屋で茶を飲んだり、湯船で泳いだり。松山を田舎と小ばかにしていた江戸っ子の主人公が、この温泉だけはいたく気に入った様子で描かれている。

明治後期から大正初期の道後温泉の三階楼本館=松山市提供
明治後期から大正初期の道後温泉の三階楼本館=松山市提供

 本館は、初代の道後湯之町町長の伊佐庭如矢(いさにわ・ゆきや)が「100年後までも他所がまねできないものをつくってこそ、初めて物を言う」と地元の住民を説得。高額な予算を注ぎ込み、豪華な擬洋風建築として建て替えた。

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