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大阪府警が全交番にカメラ 襲撃事件防止

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 大阪府警が府内で600カ所ある交番すべてに、内部の事務室を写す防犯カメラを設置する方針を固めたことが28日、分かった。府警では現在、交番内を写すカメラは常設していないが、富山県や宮城県の交番で警察官が襲われる事件が相次いだことから、同様の事件を防ぐため、全交番にカメラを整備する必要があると判断した。

 府警によると、拾得物の届け出や犯罪被害の申告のため、市民が訪れる交番は府内で600カ所。これに、主要駅にある鉄道警察隊の4つの分駐所を加えた計604カ所に、来年度中にカメラを整備する方針。

 警察官が来訪者に対応する事務室の天井にそれぞれ1台取り付け、24時間態勢で室内を記録。警察官が襲われるなどの事件が発生した際は、捜査に活用することを想定している。

 交番をめぐっては、昨年6月に富山市で、元自衛官の男が警察官を殺害して拳銃を奪い、近くの小学校で警備員を射殺する事件が発生。同年9月には仙台市で警察官が刺殺され、今月24日には富山市内の駐在所でも、警察官がハンマーやナイフを持った男に襲われる事件が起きた。

 全国の都道府県警で交番内を写すカメラを導入しているところはあるが、大阪ではこれまで、警察官が家族とともに居住する駐在所のみに設置されていた。府警は交番内に防犯カメラを設置することで、警察官から拳銃を奪おうとする事件などの発生を抑止したい考えだ。

 訓練動画、レイアウト工夫 交番の安全対策次々と

 大阪府警が府内の全交番内に防犯カメラを設置する方針を固めた背景には、警察官が襲われて拳銃を奪われれば、市民の安全を脅かす事態につながるとの危機意識がある。警察官でも凶器を用いて不意を突かれると、襲撃を完全に防ぐことは難しく、過去には奪われた拳銃で市民が犠牲になった事件も起きている。こうした事件をどのようにして防ぐか。防犯カメラの設置といったハード面に加え、さまざまな状況を想定した訓練などの対策も進められている。

(次ページ)「先に座らない」「机に、はさみを置かない」…そして

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