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尼崎城「しゃちほこ」プラモに 市民ら開発、予約完売

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しゃちほこプラモデル開発の経緯を振り返る綱本武雄さん(左)と染本清史さん=尼崎市昭和通
しゃちほこプラモデル開発の経緯を振り返る綱本武雄さん(左)と染本清史さん=尼崎市昭和通

 兵庫県尼崎市内に再建された尼崎城が3月に一般公開されるのを前に、プラモデル作りが趣味の市民らが、かつて天守閣に飾られていたしゃちほこの24分の1サイズのプラモデルを開発した。制作資金不足を補うため、インターネットで予約販売したところ、250点以上が昨年末までに完売した。今後、石垣や天守閣のプラモデルも開発する。(中井芳野)

 尼崎城は、元和4(1618)年に尼崎藩主の戸田氏鉄(うじかね)が築城。廃城令で取り壊されたが、家電量販店の旧ミドリ電化(現・エディオン)創業者の安保詮(あぼあきら)氏が「地元に恩返し」と私費約10億円を投じて再建した。

 城の再建にちなみ、オリジナルのプラモデルを開発しようと、地元の寿司店主、染本清史さん(52)や町工場の経営者ら約10人が平成29年11月、市民グループ「プラモ尼崎城」を結成。メンバーには、3Dデータでの設計や金型製造が得意な企業経営者らも加わり、開発に向け協議を重ねてきた。

 発起人で地元の「地域環境計画研究所」役員、綱本武雄さん(42)は「尼崎の企業の力を集結し、『これぞメイドインアマガサキ』といえる製品が作りたかった」と強調する。

 当初は尼崎城のプラモデルを制作する予定だったが、金型の設計や製造などで約1500万円の費用が見込まれることから断念。制作費を100万円に抑えることができるしゃちほこに急遽(きゅうきょ)変更した。市文化財収蔵庫に保管されていた当時のしゃちほこを24分の1サイズにしたもので、均一なうろこや反り返る尾などもほぼ忠実に再現した。

 ただ、資金不足で事前に100万円分以上の予約が入らなければ販売できない状況だった。昨年11月からネットで予約販売を始め、メンバーらも必死に呼びかけたところ、年末までに約160人から約112万円分の予約が集まり、無事販売できることになった。

 今後、プラモデルの制作を進め、予約した人に4月中に発送する予定。また、石垣や天守閣のプラモデル制作も計画しており、綱本さんは「しゃちほこや天守閣のプラモデルを片手に、尼崎城の再建をみんなで喜びたい」と話す。

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