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堺あおり運転遺族「たった16年で…」 判決に悔しさにじませ

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堺市のあおり運転死亡の裁判員裁判の判決が言い渡された大阪地裁堺支部の法廷=25日午後(代表撮影)
堺市のあおり運転死亡の裁判員裁判の判決が言い渡された大阪地裁堺支部の法廷=25日午後(代表撮影)

 堺市で昨年7月に乗用車であおり運転をし、バイクの男子学生を死亡させたとして殺人罪に問われた同市南区の元警備員、中村精寛被告(40)に対し、大阪地裁堺支部(安永武央裁判長)は25日、懲役16年(求刑18年)の判決を言い渡した。犠牲者の遺族は同日午後、堺市内で記者会見し、被告に損害賠償を求める申し立ての手続きを取ったことを明らかにした上で、「16年は短い」と怒りをにじませた。

 会見に臨んだのは、殺害された堺市西区の大学4年、高田拓海(たくみ)さん=当時(22)=の母親(45)と妹(21)、叔父の忠弘さん(42)。

 「拓海は何も悪くないのに、あおられ、殺された。なのにたった16年で…。悔しいです」。判決について母親は涙で言葉を詰まらせながらこう話した。

 この日、傍聴席から見た中村被告は「ひとごとだというふうで、怒りしか感じなかった」といい、妹も「反省しているようには見えず、反省するふりをしようともしていなかった」。忠弘さんは「これまでの法廷で述べてきたことは、自分の身を守るための嘘で、人を殺したことを何とも思っていない」と怒りをあらわにした。

 一方、判決で殺人罪の成立が認定されたことについて、忠弘さんは「これで拓海が戻ってくるわけではないが」とした上で「こうした判例が出たことで、今後少しでもあおり運転で亡くなる人が減ってくれれば」と願いを込めた。

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