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大津地裁で裁判員裁判の意見交換会

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大津地裁で行われた意見交換会(代表撮影)
大津地裁で行われた意見交換会(代表撮影)

 裁判員制度がスタートして5月で10年を迎えるのを前に、滋賀県内の裁判員経験者が自らの経験について裁判官、検察官、弁護士の法曹三者と話し合う意見交換会が22日、大津地裁で開かれた。裁判員経験者からは「裁判に興味を持つようになり、いい経験になった」と制度を評価する声が上がる一方、裁判員選任手続きから審議までの日程間隔に配慮を求める意見も出た。

 裁判員経験者の声を聞くことで、今後の制度運用の参考にしようと開催されており、今回で9回目。大津地裁では裁判員裁判が始まった平成21年から昨年11月末までに計122件の裁判員裁判が開かれ、22日時点で700人以上が裁判員を経験している。

 意見交換会には傷害致死事件や殺人未遂事件などの裁判員を経験した男女6人が参加。傷害致死事件の公判で裁判員を務めた男性(71)は、裁判員裁判にかかる拘束時間が長くならないようにしているという法曹側の意見に対し、「仕事によってはいきなり休むということが不可能な場合がある。個人の仕事の事情をもっと考えてもらう必要がある」と指摘した。

 裁判員裁判をめぐっては審理のなかで示される現場写真や量刑判断などの精神的負担が課題の一つとなっているとの意見もある。

 意見交換会でも「罪の重さや軽さを考える上で、国民の総意としての感情も必要だ」との声があがったほか、「死刑などの量刑判断を求められた場合、(職業裁判官ではない)私たちがそれを決めてもいいものか」と、判断を下す難しさを語る裁判員経験者もいた。

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