PR

産経WEST 産経WEST

【衝撃事件の核心】保険金5千万円詐取も治療費でパー 犯行の顛末

Messenger
奈良県大和高田市の県道交差点。ここでは「左折時に急ブレーキを踏み、後ろから追突された」という事故が偽装された(写真をクリックすると他の写真も見られます)
奈良県大和高田市の県道交差点。ここでは「左折時に急ブレーキを踏み、後ろから追突された」という事故が偽装された(写真をクリックすると他の写真も見られます)

 交通事故を繰り返し偽装し、計約5千万円の保険金をだまし取ったとして、奈良県警は昨年10月、詐欺容疑で男女41人の犯行グループを摘発した。「楽して金もうけがしたかった」。主犯格の建設作業員の男(52)=同県田原本町=は動機についてこう供述したが、リアルな事故を演出しようとするあまり、実際にけがをするケースが続出。だまし取った金の大半は、治療費や修理費に消えてしまったという。主婦や会社員も加担した犯行の顛末(てんまつ)は-。(石橋明日佳)

「赤の他人」を招集

 県警によると、犯行を計画したのは、建設作業員の男と、男が通っていた整骨院の元経営者の男(63)=大阪市浪速区=の2人。整骨院には交通事故でけがをした患者が通っており、元経営者は事故でどれくらいの保険金がもらえるか、知識があったようだ。

 最初は平成25年5月4日。場所は同県橿原市の路上だった。まずは別の場所で停車中の軽乗用車の後部に別の軽乗用車をぶつけ、自走できる程度に車体を破損させ、すぐに2台を約2キロ先の同市の交差点まで移動し、ここを「事故現場」として通報。駆けつけた警察官に「左折する際に誤って追突してしまった」と虚偽の説明をし、不慮の事故を装った。

 追突した軽乗用車は40代の男が運転。追突された軽乗用車には運転手の男(34)のほか、30代の女3人が乗っていた。5人に交友関係はなく、それぞれが事故を装う“演者”として集められた赤の他人だった。

続きを読む

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ