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淡路インフル集団感染 予防薬投与は県助言の8日後

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 兵庫県淡路市の養護老人ホーム「北淡荘」で入所者と職員計74人がインフルエンザに集団感染し、7人が死亡した問題で、県は22日、施設側が感染を予防する抗インフルエンザ薬を入所者へ投与するよう11日に県から助言されながら、実際に入所者に投与したのは助言から8日後の19日だったと明らかにした。県は投薬の遅れについて「感染拡大の一因となった可能性は否定できない」として経緯を調べている。

 県は入所者が最初に亡くなった11日、施設に1回目の調査を実施。この時点で発症者は24人で、県は抗インフルエンザ薬を入所者と職員の双方に投与するよう促したほか、外部との面会制限や共同スペースでの行事を中止するよう助言した。しかし、施設側は面会制限などの処置は取ったものの、抗インフルエンザ薬「タミフル」は職員にしか投与しなかった。

 県は17日に行った2回目の調査で、職員と入所者の両方に投与したかどうかを施設側に確認したという。しかし、18日に施設の嘱託医師への聞き取りの結果、入所者には薬を処方していなかったことが発覚。県は改めて入所者への投薬を助言し、19日になってようやく投薬が行われた。

 山田正司施設長は取材に「県から予防策の一つとしてタミフル投与を紹介されたが、高齢者への投薬は身体的負担が大きい。入所者は部屋に隔離すれば感染を防げると考え、施設内を回る職員への投薬を優先した。17日(の県の調査)は職員への投薬を確認されたと勘違いした」と主張した。

 県は今後、入所者への投薬遅れなど施設側の対応に問題がなかったか調べる。

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