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【虎番疾風録第2章】(11)巨人の恫喝に揺らいだ3球団

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「ドラフト制度に問題あり」と巨人を擁護したヤクルトの松園オーナーだったが…
「ドラフト制度に問題あり」と巨人を擁護したヤクルトの松園オーナーだったが…

 「新リーグ結成へ」とにおわせた巨人の“恫喝(どうかつ)”は効果てきめんだった。

 11月24日、午後1時から東京・芝のグランドホテルでセ・リーグのオーナー懇談会が開かれ、今回の騒動の根源にある「ドラフト制度」そのものを再検討すべし-という意見で一致したと発表した。

 オーナー懇談会は巨人の正力亨オーナーを除く5球団のオーナー(阪神はオーナー代理)が出席して開かれた。この争いの根底にあるものは何か。それを解決すれば「江川騒動」も解決へ向かう-という趣旨で話し合われた。音頭をとったヤクルトの松園尚巳オーナーによると-。

 「ドラフトができてから巨人以外の球団は、真剣に野球経営に取り組んできたのか? 真剣に取り組んでいれば、“巨人志向”の選手は出なかった-という自己反省も行った」という。そして、いま起きている問題は「ドラフトに対する巨人の“提言”であり、制度そのものを考え直そうという意見でまとまった」というのである。

 2時間半の話し合いの後、松園、松田耕平(広島)、中部新次郎(大洋)の3オーナーが読売本社に正力オーナーを訪ね「ドラフト制度を再検討する12球団のオーナー会議に出席してほしい」と伝えた。

 おかしな雲行きである。現在、問題になっているのは、巨人と江川との契約の是非。さらにドラフトのボイコットや法的手段に訴えようとする一連の行動に対する是非。それがドラフト制の是非論にすり替わっている。明らかに焦点がズレている。というより、なぜ、この3球団のオーナーが先陣を切ってこんな行動に出たのか-が問題だった。

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