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インフル集団感染7人死亡 兵庫・淡路、老人ホームで発症74人

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入所者の現状などについて報道陣に説明する養護老人ホーム「北淡荘」の山田正司施設長(左)ら=21日午後9時45分、兵庫県淡路市(豊田昌継撮影)
入所者の現状などについて報道陣に説明する養護老人ホーム「北淡荘」の山田正司施設長(左)ら=21日午後9時45分、兵庫県淡路市(豊田昌継撮影)

 兵庫県は21日、同県淡路市の養護老人ホーム「北淡(ほくだん)荘」で入所者と職員計74人がインフルエンザに集団感染し、うち71~99歳の7人が発症後に死亡したと発表した。県は今月11日に施設側から最初の報告を受けた後、2度の立ち入り調査を実施したが、「施設の対応に大きな問題はない」としてこれまで公表していなかった。県は集団感染の経緯などを調べている。

 県洲本健康福祉事務所によると、死亡した7人はいずれも入所者。高熱が出た99歳女性が11日に亡くなり、14日には71歳と76歳の男性が死亡した。さらに16日に80歳男性、17日に98歳女性、19日に81歳男性、21日に79歳女性が相次いで亡くなった。

 同事務所は76歳と80歳の男性、98歳女性について、インフルエンザが原因で死亡した可能性が高いと判断。ほかの4人は発症後に脱水症状や誤嚥(ごえん)性肺炎などで死亡しており「インフルエンザ以外が直接の死因」としている。

 施設は社会福祉法人「千鳥会」が運営し、入所者161人全員が個室で生活。職員は28人で、今月8日に職員1人が発症後、21日夕までに施設2階を中心に入所者62人と職員11人が相次いで発症した。入所男性2人が入院中だが、残りは快方に向かっているという。

 同事務所は感染症法に基づき11日と17日に立ち入り調査。最初の立ち入りで抗インフルエンザ薬の予防投与を助言したが、施設側が職員にしか投与していなかったため、18日に入所者にも投与するよう指導した。

 昨年11~12月には入所者全員が予防接種を受けたという。同法人の吉村秀樹理事長は取材に「重大な事故と認識している。感染が拡大しないよう対策を取ってきたつもりだが、入所者が高齢ということもあって食い止められなかった。大変申し訳ない」と述べた。

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