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大津のバレー「東レアローズ」 シャイな“守護神”が躍動

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チーム唯一のリベロとしてコートに立つ東レの中島未来=昨年12月、大津市
チーム唯一のリベロとしてコートに立つ東レの中島未来=昨年12月、大津市

 他の5人とは違う色のユニホームでコートに立つ守備の要「リベロ」。サーブや攻撃に参加することはないが、縁の下の力持ちとしてチームを支える。「粘りのバレー」を掲げる東レアローズ(大津市)の“守護神”として活躍する加入3年目の中島未来(20)はチーム唯一のリベロだ。昨季までは3人のリベロが所属していた東レだが、2人が相次いでチームを離れ、今は中島1人だけ。「スパイカー陣を自分のレシーブで楽にする」との責任感を胸に試合に臨む。(花輪理徳)

 リベロは平成10年のルール改正によって正式に導入された守備専門のポジションで、後衛に回ったスパイカーと交代してコートに入る。コートではリベロと判別しやすいように他の5人と違う色のユニホームを着るほか、スパイクやブロックの禁止など、ルールでプレーが制限されている。

 ミドルブロッカーを絡めた攻撃力の向上を目指す今季の東レにとって、リベロの安定したレシーブが勝敗の鍵を握る。

 東レには昨季まで、中島のほかに、チームの精神的支柱だった木村美里や、全日本女子にも選出されている中川有美がリベロとして在籍していたが、相次いで退団した。チーム唯一のリベロとなった中島は「2人にはたくさん相談に乗ってもらった。同じポジションの人がいなくて心細く感じることもあった」と明かす。

 昨季までは相手のスパイク対策として途中出場するケースがほとんどで、「開幕直後は慣れないスタメンが不安だった」と言う。

 一方で、「1人しかいないことが、自分と向き合うことにつながった」と中島。自信がつくまで練習することで不安も薄れたといい、最近はサーブレシーブの成功率も改善している。

 「昔から人見知りな性格だった」と話す中島は、これまで感情をあまり表に出さなかったが、今季は「しようとも思わなかった」というガッツポーズをするようになるなど、メンタル面での変化を感じている。

 ジャパネット杯「春の高校バレー」として今月行われた第71回全日本高校選手権を制した金蘭会(大阪)のリベロのチーム加入が内定。中島は「競い合って、お互いを高め合って行けたら」と楽しみにしている。

 リーグ戦も後半に入り、正念場を迎える。「ノータッチで決められないよう、相手スパイクに飛びついていく」と気合十分の中島。来月9日のホーム戦では、青いユニホームに囲まれた黄色い守護神が躍動する。

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