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拉致問題啓発のまんが小冊子作成 鳥取県、松本京子さんの事案描く

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鳥取県が作成した、まんがを用いた拉致問題啓発小冊子(坂下芳樹撮影)
鳥取県が作成した、まんがを用いた拉致問題啓発小冊子(坂下芳樹撮影)

 北朝鮮による拉致問題への関心を高めようと、鳥取県米子市の松本京子さん(70)=拉致当時(29)=の拉致事案をまんがにした小冊子を鳥取県が作成、県内の学校などで活用されることになった。

 小冊子はA5判12ページ。松本さんは昭和52年10月に自宅近くの編み物教室に向かう途中、拉致された。まんがは、松本さんの失踪時の様子を近所の人の証言とともに描き、その後、松本さんを探す兄・孟(はじめ)さん(72)ら家族の日々、政府の拉致被害者認定(平成18年11月)、母・三江さんが再会を果たせぬまま89歳で亡くなったこと(24年)などの経緯をたどっている。

 内容は、県が開催している「拉致問題人権学習会」での孟さんとの対談から作成。県で「まんが専門員」を務める田中裕也さんが、読みやすく作画した。

 拉致問題解決には、政府の対応を加速する世論の高まりが不可欠の一方、拉致被害者の帰国(14年)などから年月が経過、県内でも拉致問題をよく知らない世代が増えているという。手に取りやすいまんがにすることで、特に若い人の理解を促進することにした。

 小冊子は3千部を作成。県内の小・中・高校、大学をはじめ、市町村、公民館、図書館などに今月中に配布する。県の公式ホームページからダウンロードもできる。

 県人権・同和対策課では「拉致という言葉は知っていても中身を知らない人が増えており、特に若年層への啓発が課題。県内に事案があり、解決されていないとの共通認識を持ち、切実な危機感を持って対処する機運を盛り上げたい」と話している。

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