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戦中の疎開保育園の映画「あの日のオルガン」 倉敷出身の平松恵美子監督「今にもつながる」

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舞台あいさつで元同級生らから花束を贈られた平松恵美子氏=岡山県倉敷市
舞台あいさつで元同級生らから花束を贈られた平松恵美子氏=岡山県倉敷市

 戦時中に開設された「疎開保育園」をテーマにした映画「あの日のオルガン」(2月22日から全国上映)でメガホンを取った岡山県倉敷市出身の平松恵美子監督(51)が同市で行われた試写会で舞台あいさつ。「当時の人たちが残したものが、現代につながっている部分を見てほしい」とアピールした。

 平松監督が脚本も手がけた映画は、太平洋戦争末期、東京から保育士11人が園児53人を連れ、埼玉県の廃寺に疎開して共同生活を送るなか寂しさやひもじさなど多くの苦境に立たされるが、オルガンから奏でられる童謡に勇気づけられながら日々を生きる-というストーリー。出演は戸田恵梨香さん、大原櫻子さん、橋爪功さんらで、ノンフィクション「君たちは忘れない 疎開保育園物語」(昭和57年刊、久保つぎこ著)をベースに制作された。

 舞台あいさつで平松監督は「疎開保育園の存在を伝えたかった。内容が地味と、集客力に難色を示す関係者もいたが、脚本を読まれた出演者の方からは『ぜひ、私を出して』と言っていただいた」と話し、「子供の命を守る尊い行動がその後の幼児教育をリードし、また生き抜いた子供が戦後の復興を支えてきたという、時代をつなぐ部分を感じてもらえたら」と語った。

 平松監督は岡山大卒。「男はつらいよ」シリーズの山田洋次監督(87)のもとで助監督と共同脚本家を長年務め、これまでに日本アカデミー賞の優秀脚本賞を9回受賞している。

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