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THE ALFEE 高見沢俊彦が語る 走り続けて45年

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デビュー45周年を迎えるTHE ALFEE。「創作をするのが自分の生きている証し」と語るメンバーの高見沢俊彦(酒巻俊介撮影)
デビュー45周年を迎えるTHE ALFEE。「創作をするのが自分の生きている証し」と語るメンバーの高見沢俊彦(酒巻俊介撮影)

 3人組の音楽グループ「THE ALFEE(ジ・アルフィー)」が今年8月、デビュー45周年を迎える。日本音楽界で数少ない“長距離走者”だ。メンバーで歌とギターを担当する高見沢俊彦(64)に話を聞いた。

長いレース

 45周年。「僕らは、長いレースを続けている」と高見沢は語るが、まさにその通りだ。

 3人は大学生のときに出会い、グループを結成した。昭和48年のことだ。翌49年8月25日にシングル「夏しぐれ」でデビューしたが、売れなかった。ヒットは58年の「メリーアン」まで10年を待たなくてはならなかった。だが、3人は走ることをやめなかった。そして、いまも走っているのだ。

 長距離走者といえば、「メリーアン」以降、ヒットチャートをにぎわし続けたアルフィーに舞い込んだ仕事の一つが、「大阪国際女子マラソン http://www.osaka-marathon.jp/」中継番組へのイメージソング提供だった。

 第6回大会(昭和62年)の際、中継局である関西テレビが、彼らの「夢よ急げ」という既存の歌を採用。これをきっかけに、昨年1月の37回大会まで足かけ32年、31大会(平成7年は阪神大震災のため中止)で歌を提供し続けた。

記録

 「同一国際スポーツ大会のテレビ放送における同一アーティストによる最多テーマソング数」としてギネス世界記録に申請したところ、昨年12月には公式認定された。高見沢は「こんなに長い間、曲を使ってもらえるなんて、思ってもみなかった」と番組への感謝の気持ちを表すが、いかにも長距離走者のアルフィーらしいエピソードだ。

 「マラソンは長いレースのなかでドラマが生まれる。いつしかアルフィーの歴史とマラソンのドラマチックな展開とが結びつくようになり、選手だけでなく、自分たちに向けても歌うような楽曲作りになってきた」

 31曲は、アルバム「Last Run!」にまとめられ昨年12月に発売された。

ゴールか通過点か

 高見沢は、昨年末、小説誌「オール読物」で恋愛小説「秘める恋、守る愛」の不定期連載をはじめた。小説の創作について「歌詞は旋律と一体化したときの調和が大事。小説を書くときも言葉に自分流のリズム感があるように心掛けています。その結果、小説と作詞がいい具合に影響しあっています」と語る。作家としての活動もやはり音楽の糧となっているようだ。

 音楽活動という長いレースに、「ゴールは見えない」と高見沢は笑う。ただ、一つの目標はある。「5年後のデビュー50周年に、通算公演数3千回達成」だ。昨年10月20日に通算2700回までたどり着いた。この時点で、グループとしては公演数日本最多。いまも年間60回近い公演をこなしており、5年後の達成は十分射程に入る。

 「一回一回を大事に公演していきたい」

 果たして3千回達成は、アルフィーの長距離走のゴールなのか、通過点なのか。(文化部 竹中文)

 THE ALFEE(ジ・アルフィー) 明治学院大で出会った桜井賢(63)、坂崎幸之助(64)、高見沢俊彦(64)が昭和48年に結成し、翌年「夏しぐれ」でデビュー。昭和58年の「メリーアン」以降、「星空のディスタンス」などヒット曲多数。公演数の多さでも知られる。

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