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“ぶっとび娘”が電撃復帰 新谷「走ることはビジネス」

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「第37回全国女子駅伝(皇后杯全国都道府県対抗女子駅伝)」 9位でゴールした東京9区の新谷仁美
「第37回全国女子駅伝(皇后杯全国都道府県対抗女子駅伝)」 9位でゴールした東京9区の新谷仁美

 陸上界に“ぶっとび娘”が帰ってきた。2012年ロンドン五輪女子1万メートル代表の新谷(にいや)仁美(30)=ナイキTOKYOTC。14年に引退を発表したが、昨年夏に電撃的に復帰。4年半のブランクを感じさせない、スピード感あふれた走りで異彩を放っている。

 新谷は13日の全国都道府県対抗女子駅伝にも東京のアンカーとして出場。7人抜きの快走で見事に区間賞を獲得した。沿道からは「おかえり」という声が多く飛んできたといい、「みんなが応援してもらえるわけじゃない。すごく力になった」とご機嫌だった。

 13年世界選手権(モスクワ)では1万メートルで5位に入賞し、メダルへの期待も高まっていた中、世界との差を痛感したことを理由に14年1月に突然、表舞台から姿を消した。引退後は一般企業で事務職も経験したが、「走る以外は何もできないことに気付かされた」という。そんなとき、ナイキとのプロ契約の話が舞い込み、「走ることは好きじゃないけど、ビジネスとしてなら」と競技復帰の道を選んだ。

 現在は東京を拠点に、男子800メートル元日本記録保持者の横田真人コーチの指導の下、マイペースで練習を続けている。「ビジネスなので結果を出すのは当たり前。結果が出なければ不良品なんで」と強調。昨年12月の競技会では1万メートルで世界選手権の参加標準記録を突破するなど、すでに現役の日本女子ではトップクラスの走りをみせている。

 周囲からは自然とマラソンへの期待の声も上がるが、「マラソンなんて、もってのほか。どんなに大金を積まれてもやりません」ときっぱり話し、1万メートル一本で勝負していく考え。ただ、1年半後に迫った東京五輪に話が及ぶと「まだ全然考えていない。気分屋なので分かりません」と不敵な笑みを浮かべる。

 かつては金髪にしていた時期もあり、型破りな発言で注目されることも多かった。30歳の節目を迎えたが、「人生のパートナーはまだ残念ながら、いらっしゃいません」。しばらくは、トラックレースを盛り上げてくれそうだ。(丸山和郎)

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