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【虎番疾風録第2章】(9)当たってしまった「江川くじ」

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江川の“当たりくじ”を引き、呆然とする阪神・岡崎球団代表(中央)
江川の“当たりくじ”を引き、呆然とする阪神・岡崎球団代表(中央)

 「それでは、封をお開けください」

 司会者の指示に4球団の代表者たちは、封筒を手にもったまま、なかなか開けようとしなかった。困った顔をして「早く、誰か手を挙げてくれ」とあたりを見回すばかり。これが、この時の彼らの心境だった。

 巨人の横暴は許さない!と、その時の勢いに押され、勇んで拳を振り上げてはみたものの、もし、江川の交渉権を獲得すれば、その先に待っているのは巨人との「全面戦争」。できれば避けたい。

 意を決し封筒の中身を取り出す。会場を包む異様な沈黙。ゆっくりと手を挙げたのは阪神の岡崎球団代表だった。再び「おおっ」という大きなざわめきが起こった。そして会場横に設営されたプレスルームでは、「よりによって、なんでまた阪神に当たるんや…」という虎番記者たちの“落胆”の声が響いた。

 結局、この年のドラフト1位指名選手は次のように決定した。

ヤクルト 原田末記(22)投 拓殖銀行

広 島  木田 勇(24)投 日本鋼管

大 洋  高本昇一(18)投 勝山

中 日  高橋三千丈(22)投 明大

阪 神  江川 卓(23)投 作新学院職員

阪 急  関口朋幸(18)投 吉田商

近 鉄  登記欣也(27)投 神戸製鋼

西 武  森 繁和(24)投 住友金属

日本ハム 高代延博(24)内 東芝

ロッテ  福間 納(27)投 松下電器

南 海  高柳秀樹(22)外 国士舘大

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