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阪神大震災、夜明け前の追悼「限界」取りやめ相次ぐ

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昨年の「早朝追悼のつどい」でトランペットを響かせる松平晃さん。つどいは今年で最後となる=昨年1月17日午前6時22分、神戸市中央区
昨年の「早朝追悼のつどい」でトランペットを響かせる松平晃さん。つどいは今年で最後となる=昨年1月17日午前6時22分、神戸市中央区

 17日で発生から24年となる阪神大震災の追悼行事を取りやめる動きが、兵庫県内で相次いでいる。背景には被災者の高齢化が進んだことに加え、夜明け前の行事に出席する身体的負担も。行事の減少傾向は近年続いており、関係者からは「震災の風化につながる」と懸念する声も上がる。(林信登)

 「百万ドルの夜景」を一望できる神戸市中央区の諏訪山公園・ビーナスブリッジで、震災翌年から毎年行われてきた「早朝追悼のつどい」。実行委員会は昨年11月、震災24年となる今回での終了を決めた。

 つどいでは毎年、震災発生時刻の午前5時46分に追悼の鐘を鳴らし、遺族らが黙祷(もくとう)。トランペット奏者、松平晃さん(76)=川崎市=が犠牲者に向け追悼の音色を響かせてきた。平成19年の十三回忌でいったん終了となったが、存続を望む市民の声を受け、翌20年以降も被災者ら有志の実行委で続けてきた。

 しかし、実行委のメンバーの多くが80~90代と高齢になり、健康面に不安を抱える人が増加。冬は路面が凍ることもある暗い山道を登ることも危険なことから、今回で区切りとする。実行委の委員長を務める安田秋成さん(93)は「街の明かりとともに犠牲者をしのぶ貴重な式だった。追悼の場が減るのが残念だ」と肩を落とす。

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