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【阪神大震災24年】物流網を海路に 兵庫県検討

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 県はもともと、将来的なトラックの運転手不足への懸念などからモーダルシフトの可能性を模索していた。それに加え、近年も自然災害が相次いでいることから、よりモーダルシフトに着目。さらに、災害時の物流ルートを確保したい民間からの期待感もあり、昨年9~10月、神戸市と姫路市、物流3社と協力し、海路による神戸港-姫路港間での試験輸送を実施した。

 コンテナ約50個を運んだ試験輸送の結果から、県は「輸送量が増えればコストは下げられる」と判断。当面は事業者に補助金を出すなどして陸路からの転換を促す方向でモーダルシフト導入の検討を進めており、県の担当者は「将来的には定期航路化も目指したい」と話す。

 県がモーダルシフトの導入を検討する神戸港は29年、コンテナ取扱量が阪神大震災前年(6年)を上回り、過去最高を記録した。県は、多くの工場が立地する姫路港との間で輸送ルートを増やし、利便性をアピールすれば企業誘致にもつながり、震災で打撃を受けた港湾振興にも寄与するのでは、と期待している。

 【用語説明】モーダルシフト トラックを中心とした自動車による貨物輸送の方法(モード)を、船舶や鉄道などに転換(シフト)すること。物流業界で懸念される労働力不足や環境への配慮から、国が平成27年に策定した「交通政策基本計画」にも推進を検討することが盛り込まれた。

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