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天理大、「槍スクラム」で関西勢34大会ぶり大学頂点へ

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 ラグビーの全国大学選手権決勝は12日に東京・秩父宮ラグビー場で行われ、初優勝を狙う天理大(関西1位)と22大会ぶり13度目の頂点を目指す明大(関東対抗戦3位、4位枠)が対戦する。天理大は10日に最後の全体練習を行い、11日に決戦の地、東京へ移動。関西勢としては34大会ぶりとなる頂点まであと1勝とした今季の最大の武器が、FW8人が低く一直線に押し込むイメージの「槍スクラム」だ。

 10連覇を狙った帝京大に準決勝で29-7と快勝した天理大。主将のフッカー島根が「どこにも負けない」と胸を張るスクラムが、7大会ぶり2度目の決勝への道を切り開いた。前半19分、ゴール前の左中間スクラムで一気に押し込み、相手が故意に崩したとして認定トライ。後半も相手が故意にスクラムを崩す反則を4度奪った。

 天理大のFW8人の平均体重は97キロと相手より10キロ軽かったが、「槍のように一つの方向に思いきり押す意識」(島根)でカバーした。明大FWが拳(ナックル)のように固まることから「ナックルスクラム」と称されるなら、天理大は「槍スクラム」。小松監督は「スクラムは向こうも自信を持っておられる」と認めながらも、真っ向勝負に出るつもりだ。

 関西勢の大学日本一は、平尾誠二さん(2016年死去)を中心に3連覇を成し遂げた1984年度の同大が最後。当時、小松監督は同大の1年生だった。自身が4年生のときには準優勝。天理大を率いてからも、7大会前の決勝で帝京大に12-15で敗れ、初めての栄冠を目前で逃した。「うちが勝てば、関西のチームも勝てると思われる。関西リーグの切磋琢磨(せっさたくま)にもつながる」。小松監督には久しく続く大学ラグビーの「東高西低」に終止符を打ってこそ、関西ラグビー界の発展につながるとの思いもある。

 関西勢の覇権復活へ。天理大が歴史を塗り替えるときが来た。(岡野祐己)

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