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【プロの仕事】患者に寄り添い社会復帰サポート

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 自問自答していたときに、元コックやデザイナーなど作業療法士以外の得意分野を持っている専門学校時代の同級生の存在に刺激を受けた。「患者さんが想像できないことに挑戦できたとき、再び元気を取り戻せるのではないか。リハビリにはメンタル面のサポートも大切だと痛感しました」と一念発起し、国内旅行業務取扱管理者の資格を取得した。

 平成26年、外出介助のボランティア団体を発足。花見や町歩きツアーなどを開催した。脳梗塞(こうそく)を患って杖(つえ)を持って生活している男性の「映画館でポップコーンを買って、食べながら鑑賞したい」という願いをはじめ、患者の多くの夢をかなえた。夢をかなえると新たな夢を持ち、勇気を出してリハビリに頼らず自分から行動するようになった患者もいた。

 現在は「いま訪問看護リハビリステーション」(吹田市)で働く傍ら、今年5月に副業として個人事業「外出・旅行リハビリかけがえ」を開業。趣味の温泉を生かして、リハビリを必要とする人でも気軽に行ける温泉旅館のシステム作りを目標に掲げている。

 「リハビリを必要とする人たちに、一緒に温泉につかって気持ちいいと思うなど、小さな幸せを感じてもらえるお手伝いがしたい」。作業療法士としてできる新たな可能性を、関西から発信しようと意気込んでいる。(芦田彩)

 作業療法士になるには高校卒業後、専門学校または大学などに3年以上在学し、医学的な基礎知識や専門知識、福祉に関する勉強のほか、18週間以上の臨床実習を受ける必要がある。卒業後、毎年2月に実施される国家試験を受けて合格することで、晴れて作業療法士の資格を取得。病院に限らず、介護施設や福祉施設、教育機関など、幅広い分野で活躍できる。

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