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風車やウサギなどの型ずらり 神戸・竹中大工道具館で「洋菓子の道具たち」展 

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19世紀以降に使われ始めた金属製のチョコレート型=神戸市中央区
19世紀以降に使われ始めた金属製のチョコレート型=神戸市中央区

 建築の道具や技術を伝える神戸市の「竹中大工道具館」で、初の異業種コラボレーションによる展覧会「洋菓子の道具たち 型で味わうお菓子の歴史」が開かれ、注目を集めている。同市の洋菓子メーカー、エーデルワイスが約50年かけて欧州で収集した製菓用の型や器具など約100点を展示。神戸が誇る地場産業の洋菓子製造に、道具の観点でスポットライトを当てるユニークな取り組みだ。

 会場には人、風車、馬車などをレリーフのように彫りこんだ1930年代の木型や、跳びはねるウサギの姿を再現する50年代の金型といった、菓子の立体的な造形を作り出す型の貴重なコレクションが並ぶ。銅製の型は、薄い銅板から彫りを打ち出す高度な職人技が求められたという。

 エーデルワイスは欧州の製菓・製パン道具や関連古書など約5千点を所蔵し、普段は兵庫県尼崎市の工場内にある展示室で公開している。今回、竹中大工道具館が「一緒に展覧会をしたい」と申し入れ、1年以上の準備を経て昨年12月中旬にコラボ展が始まった。

 会場では大型パネルによる説明や菓子作りの映像展示など、博物館ならではのノウハウが生かされている。エーデルワイスの比屋根(ひやね)祥行(よしゆき)社長は「洋菓子文化を広く伝えるためにコラボレーションした。製菓道具の歴史や役割、価値や魅力をより深く知ってもらいたい」と話す。

 竹中大工道具館は、大手ゼネコンの竹中工務店が創立の地・神戸で昭和59年に開設した国内唯一の大工道具の博物館。ノミやカンナをはじめ、くぎをほとんど使わない「木組」の手法など、木造建築の文化や職人の技術を伝承している。平成26年に現在のJR新神戸駅近くに移転した。

 展覧会は27日まで。期間中にはパティシエ(菓子職人)の実演や菓子作りのワークショップも開かれる。

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