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一夜明け営業再開、不安の声も 和歌山・異臭騒ぎ

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営業再開した和歌山ミオの地下1階。騒ぎについて店先には張り紙も=和歌山市
営業再開した和歌山ミオの地下1階。騒ぎについて店先には張り紙も=和歌山市

 JR和歌山駅(和歌山市)に隣接する商業施設「和歌山ミオ」で、地下1階にいた買い物客らがのどの痛みや脱力感を訴え、次々と病院に搬送された騒動から一夜明けた10日、和歌山ミオは朝から通常通り営業を再開。施設内の各店舗は買い物客らでにぎわいをみせるなど、辺り一帯は活気を取り戻しつつある。一方、当初「異臭」が発端とされた騒ぎの原因は不明のままで、利用客からは不安の声も聞かれた。(小笠原僚也、岩本開智)

 「(騒ぎを)ニュースで知って心配していたけど、来てみるといつも通りでほっとしました」。日用品を買いに施設を訪れた市内の80代女性は、そう笑顔で話した。

 騒ぎを受け、前日は営業中止を余儀なくされた施設はこの日、午前7時半から順次営業を再開。昼すぎの地下1階の飲食店前では、ランチを心待ちにするサラリーマンや学生らの行列ができるなど、通常通りの活気ある光景もみられた。

 ただ、施設出入り口や一部店舗には「ご心配やご不安をおかけし申し訳ございませんでした」「体調をくずされた方々へは心よりお見舞い申し上げます」などとする張り紙もみられた。

 また、騒ぎから一夜明けても原因が分からないことに、利用者からは不安の声も聞かれた。前日も施設を訪れていたという有田市内の20代の男子大学生は「よく(施設の)地下街で友達とご飯を食べているが、このままでは安心できない。早く原因を突き止めてほしい」と話した。

□   □

 騒動が起きた9日午後2時ごろからは、消防隊員や警察官など約100人が出動。約8時間にわたり、地下1階から地上5階までの各フロアや天井の換気ダクトまでくまなく調べた。しかし、可燃性ガスや硫化水素をはじめ、化学物資などは検知されず、異臭も確認されなかった。

 県警は、駅や施設内の防犯カメラの映像解析を進めているが、不審者や不審物などは確認されていないという。

 また、和歌山ミオの運営会社「和歌山ステーションビルディング」の社員らも9日は夜を徹して館内を巡回。空調設備や不審物の有無を調べたが、施設内に異常は見当たらなかったという。10日も従業員らが各フロアを巡回。和歌山東署の警官らも施設近くの巡回を増やすなど、警戒態勢を強めている。

 同社の担当者は「いまは普段通りお客さまに利用してもらっているが、(騒ぎの)原因が判明しない以上、当面は巡回を強化していく」と話す。

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