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【防災その先へ】(5)減災取り組み 新たなステージ、時代守る

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 大阪・千里丘陵で大阪万博が開かれ、「人類の進歩と調和」に6400万人が熱狂した昭和45年。華々しい祭典の陰で、高潮から命を守る重要な施設が、大阪の安治(あじ)川、尻無川、木津川の要所に整備された。独特の存在感を放つアーチ状の「三大水門」。およそ半世紀後、その力強さを私たちは目の当たりにする。

 昨年9月4日、大阪市大正区の木津川水門。強い風にあおられ、あふれんばかりの海水を鋼鉄の縁が食い止めている。水位が上昇しているのは海側、反対は上流(内陸)側。2つの水位差は3メートルまで開いたが、海水が縁を越え大量に流れ込むことはなかった。大阪湾の過去最高潮位を記録した台風21号接近時の様子だ。

 関西国際空港の浸水など各地に被害が広がる中、海抜ゼロメートル地帯に約100万人の人口が集中する大阪市域での高潮被害が皆無に近かったことは語られる場面が少ない。

 大阪は昭和9年の室戸台風に代表される巨大台風に何度も直面し、多数の人命が奪われた過去を持つ。

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