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【阪神大震災24年】写真1万枚関学大生ら収集、展示へ

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「1・17のつどい」で展示する写真を見る森愛美さん(手前)と三砂安純さん=兵庫県三田市
「1・17のつどい」で展示する写真を見る森愛美さん(手前)と三砂安純さん=兵庫県三田市

 阪神大震災を次代に伝えようと、関西学院大総合政策学部(兵庫県三田市)の学生らが、震災当時の崩れた街並みなどを収めた写真約1万枚を1年がかりで収集した。震災から24年となる17日、神戸市中央区の東遊園地で一部を展示する。学生らにとって震災は生まれる前の出来事だが、「若者こそ震災のことをもっと知るべきだ」と訴える。

 同学部3年の森愛美さん(21)は、毎年1月17日に東遊園地で開かれる「1・17のつどい」の実行委員長、藤本真一さん(34)がかつて同学部の非常勤講師だった縁で、2年前のつどいに初めて参加。被災者から「知り合いが目の前で生き埋めになって亡くなった」「震災を人ごとと思わないで」といった声に触れた。

 「震災を風化させたくない」と考え、何かできないか模索していた際、藤本さんから公表されていない震災当時の写真収集を提案された。実行委のホームページなどで写真の提供を呼びかけたところ、昨年1月のつどいに被災者らが写真数百枚を持参。その後も大学に写真が送られてくるなどし、倒壊したビルや住宅、復興の様子などを収めた約1万枚が集まった。

 森さんらは同じ学部の後輩にも協力を呼びかけ、電子データ化に着手。うち約2500枚は、実行委が会員制交流サイト(SNS)のフェイスブックで、震災をデジタル記録で伝える「デジタルアーカイブ」として今月から公開を始めた。

 一方、森さんには「風化を防ぐには、私たちの活動も後輩に引き継いでいかなければ」との思いもあった。そこで今回のつどいは、森さんに代わって同学部2年の三(み)砂(さご)安(あ)純(ずみ)さん(20)らが中心となり、集めた写真数百枚を発生場所ごとに地図上に掲載し、展示することにした。

 三砂さんらは森さんの活動を引き継ぎ、今後も写真の収集やデータ化を進める。三砂さんは「私自身も震災についてあまり知らなかったが、実際に被災者の話を聞いて心を動かされた。若い世代こそ、もっと積極的に震災のことを知っていかなければならない」と話している。(中川三緒)

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