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【昭和39年物語】(32)西宮決戦 南海“奪首”「勝因は根性や」

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 試合は1-2とリードされた南海が九回、1死一、三塁のチャンスに小池が左前へ同点タイムリー。そして2死二、三塁から国貞が二塁手の頭を越える右前打を放ち、逆転に成功した。試合終了と同時に紙吹雪が舞う。その中をベンチを飛び出した鶴岡監督は「ゴリ、ゴリはどこや!」と大声を張り上げ、小柄な国貞を抱きしめた。「ボクは親分と同じ呉(広島)育ちだから、根性見せんと親分にすまない」。国貞泰汎(やすひろ)、プロ3年目、当時20歳。興奮していた。

 勝率で1厘4毛差。今季初めて南海が「首位」に立った。

 「みんなようやった。阪急は勝ったつもりでおったやろうが、九回が終わるまで、ええ格好したらあかん。勝因は根性、根性や」

 昨今「古い」といわれる「根性論」。どこが古いねん! と言っておこう。

=敬称略 (田所龍一)

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