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【譲位によせて】(6)プリマバレリーナ・森下洋子さん みんなのため祈るお心に感動

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プリマバレリーナの森下洋子さん
プリマバレリーナの森下洋子さん

 最初に天皇陛下にお会いしたのは、皇太子さま時代でした。それからたびたび公演に足を運ばれ、温かい言葉をかけてくださるんです。

 平成14年に舞踊歴50年を記念して、新「白鳥の湖」を上演しましたが、天皇、皇后両陛下から「国民のみんなのためにこれからがんばってください」というお言葉をいただきました。ご自分のためにではなく、みんなのために祈るお心に大変感動して、深く心に刻みつけています。

 29年には、中国の古い民話を題材にした新「白毛女(はくもうじょ)」の公演を皇后さまが鑑賞されました。白毛女は主人公たちが貧しいながらも自ら時代を切り開いていく物語。皇后さまは、前を向いて進むということが人間にとって大切なことだということを強く思っていらっしゃる方です。「私も小さいころ、『白毛仙女』という本を読みました」と喜んでいただきました。

 両陛下は人々を慈しむような温かい大きな心を持っていらして、畏れ多いのですが、気がついたら自然とお話をさせていただくという場面になることが多いですね。

 私の両親は、私が昭和60年に日本芸術院賞をいただいた際、昭和天皇から「大変な舞台だけど体は大丈夫?」と声をかけられた場面を見て、畏れ多くて涙が出たそうなんです。とても優しく話しかけてくださるお姿は、昭和天皇も陛下も変わらないのですが、さらに皇室と国民の距離が近づいたのかもしれません。皆さんとともにありたいというのが皇室の願いなんじゃないでしょうか。

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