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【「30歳」が語る平成】囲碁棋士、井山裕太さん AI、中韓の台頭 激変する世界

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 《囲碁ソフトは1960年代から開発が進められてきた。数年前まで「AIが囲碁で人間を超えるには10年以上かかる」とされていたが、2016年に「アルファ碁」が世界のトップ棋士、韓国のイ・セドル九段に勝利》

 「水面下で開発が進んでいた『アルファ碁』が李さんに勝ったのは、あまりにいきなりだったので、衝撃が大きかったです。AIは、この場面ではこういうふうに打った方が勝率が高い、と示します。が、実際に棋士がその手を同じ場面で選べるかといったら、どうでしょう。僕の場合、自分の感覚と、AIの示す手にギャップが少しありました。絶対と思いすぎず一つの考え方としてみるようにしています。自分の感性や考えがなくなると自分ではなくなってしまいます。どう付き合っていくのかが今後の課題です」

 《戦い方も変化していった。中国や韓国の棋士たちの影響も大きい》

 「昔の碁はすごくゆったりしていて、布石があり、中盤、終盤と、パートがありました。今はいきなり序盤そこそこに戦いが始まって最後までいくという流れです。中国と韓国はそういう戦い方が主流なんです。その中国と韓国が平成に入ったころから強くなった影響で、日本でもその傾向が強くなりました」「世界を見渡すと結構、上の世代になりました。じゃあ20代前半のころのほうが強かったか、というと全然思わない。世界は意識してきた舞台です。最高峰のレベルで戦っているとやりがいも大きい。挑戦を続けます」

(中島高幸)

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