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【譲位によせて】(5)建築家・安藤忠雄さん 「共に生きる」価値観もう一度

 今年から元号が変わり、新たな時代を迎える。平成の時代を、国民とともに歩んでこられた天皇陛下が、昨年12月の誕生日の際に、「結婚以来皇后は、常に私と歩みを共にし、私の考えを理解し、私の立場と務めを支えてきてくれました」と皇后陛下に言及された。そのお言葉には、一人の人間としての深い思いが込められており、心を打たれた。

 平成は、災害の時代でもあった。阪神大震災、そして東日本大震災。それぞれの復興への取り組みに関わった関係で、両陛下と接する機会があった。被災者に寄り添い、心から接するお姿に感銘を受けた。お二人で本当によく頑張って来られたと思う。

 新天皇になられる皇太子さまには、日本の国のあるべき姿を示し、美しく生きるにはどうすればよいかを世界に向けて発信して頂ければと思う。このままでは日本が世界の中で生き残れないと感じる。日本人は、過度に対立を恐れる次元を乗り越え、昔から大切にしてきた「共に生きる」価値観をもう一度取り戻すべきだ。(談)

【プロフィル】安藤忠雄

 あんどう・ただお 昭和16年大阪市生まれ。「住吉の長屋」(54年日本建築学会賞)で国際的評価を得る。平成7年に建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞、8年には世界文化賞を受けた。22年に文化勲章、25年にフランスの芸術文化勲章コマンドゥールを受章。阪神大震災の復興支援や大阪府内の桜の植樹、瀬戸内海の緑化活動、東日本大震災の遺児・孤児支援に取り組んでいる。

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